湿布での対処、整形外科を転々とされている方へ
腰痛・ぎっくり腰になりやすい方
当院へご来院頂いている方の中でも、この「腰痛・ぎっくり腰」に悩まされている人はとても多いです。腰痛の症状を抱えている方にはいくつかの共通点があるので、ご参考ください。
デスクワークをされている方
痛みの要因
「座る」という行為自体、身体に大きな負荷がかかっているということをご存知でしょうか?座ることで脚への負荷は軽減されますが、その分、腰に負担がかかってきます。
とある整形外科医師が著した論文「姿勢の変化による椎間板内圧の変化」によると
- 立っているときの椎間板にかかるストレス
- 座っているときの椎間板にかかるストレス
を比較すると、後者(座っているとき)の方が1.4倍も大きいストレスがかかっている、ということが分かっています。
長時間、たち仕事をされている方
痛みの要因
人間の体は「骨格・筋肉」によって支えられ、それらに「臓器」が守られているような形で成り立っています。それらは全て完全な左右均等ではなく、必ず重心がどちらかに偏っているのです。
「立ち続ける」という動作は、その重心を維持し続ける必要があるため、背骨や骨盤に負担がかかりやすく腰痛の原因に繋がりやすいとされています。
同じ姿勢を続けていると、筋肉にもストレスがかかり硬直しやすくなるため、「血液循環の阻害」「栄養や酸素の供給の減少」によって腰痛のリスクを高めてしまいます。
妊娠・出産・子育てを経験された方
痛みの要因
妊娠・出産・子育てを経て、腰痛に悩まされる女性はとても多くなります。
<妊娠から出産にかけて>
お腹の赤ちゃんの成長に合わせて、お母さんの腹部が大きくなってくると、次第に重心がズレていきます。お腹を前に突き出し身体を後ろに反らし、腰を中心に体重を支えようとするような姿勢になりがちです。この姿勢が腰に大きな負担をかけます。
<産後の子育て>
出産後は、慣れない授乳や抱っこによって身体全体に負担をかけやすい時期でもあります。特に、座位や寝た姿勢で行うことが多い授乳は、長時間、同じ姿勢をとる必要が出てくるため、腰痛の要因を作りやすいのです。抱っこも同様に、次第に大きく重くなっていくお子さんの体重が、腰に負担をかけていき、長引く腰痛の原因となります。
腰痛になる原因のまとめ
慢性腰痛
原因を特定できる腰痛は、わずか15%足らずであるということをご存知でしょうか?
残りの約85%は、原因が特定でできない(もしくは特定しにくい)非特異的腰痛と言われています。
腰の神経の障害が要因となる腰痛
- 腰部脊柱管狭窄
- 椎間板ヘルニア
などは、腰の神経の障害により起こるものです。
原因を特定できる腰痛の中でも、約10%がこちらに該当します。
内臓の病気による腰痛
- 慢性すい炎
- 腎う腎炎
- 尿路結石
- 慢性の十二指腸潰瘍
- 子宮内膜症
など、内臓の病気によって腰痛が起こることも考えられます。
こちらは全体の約2%であると言われています。
非特異的腰痛への対処
腰痛全体の約85%を占めると言われている非特異的腰痛。
そのほとんどが、
- 腰の椎間関節
- 筋肉
など、「骨・関節・筋肉に原因がある」と疑われます。しかし、その特定は困難なことが多いため、「まずは痛みをとること」が優先されるケースが一般的です。痛みが落ち着いてきたら、筋肉の状態を見ながら身体を動かし、関節等が上手く機能しているかをチェックします。
以上のように、局所的な部分だけを見るのではなく、身体全体の機能改善を目的とした施術をしていくことが望ましいです。
急性腰痛(ぎっくり腰)
ぎっくり腰の原因
- 筋肉や骨のトラブル
- 背骨の周りの軟骨・椎間板のトラブル
が考えられます。
特に筋肉の損傷である場合は、整形外科の画像診断では分からないことも少なくありません。
当院のような整骨院では、筋肉の損傷へのアプローチを得意としているため、痛みの軽減となる施術や再発防止を目的とした施術を提供することができます。
痛みの経過の特徴
ぎっくり腰は1ヶ月未満で自然に治る(治癒する)と言われています。
1ヶ月で治ることを想定すると
- 発症直後
→強い痛みが出ている状態。 - 2~3日後
→痛みが次第に和らいでいく。 - 1週間後
→痛みが軽くなる。 - 1か月以内
→完治する。
以上のような経過となります。
1〜3ヶ月ほど続くケースも御座いますが、長引いている場合はぎっくり腰とは違う症状である可能性も出てくるため、注意が必要です。
施術のながれ・治療法
まずは問診から
やまとはり・きゅう整骨院では、いきなり施術に入ることはしません。はじめに必ず問診票を記入していただき、患者様の症状をしっかり把握したうえで治療に入らせていただきます。
ヒアリングのポイント
- どの辺に痛みや不快感が出ているのか?
- いつ頃から痛みが出ているのか?
- どのような動作で痛みが強くなる(もしくは和らぐ)か?
- どのような痛みか?(ズキズキする、ジンジンするなど)
など、記入して頂いた問診票を元にヒアリングさせて頂き、動作チェックも実施していきます。
患者様の症状を把握できたら、治療に移っていきます。
治療方法は患者様の体質に合わせて
痛みの出ている部位・症状・体質に合わせて、最適な治療方法を選択していきます。「苦手な治療法があるから不安・・・」という方も、ご安心ください。別のアプローチ方法をご提案しながら、症状改善を目指していきます。
鍼灸治療
腰痛などの慢性症状、ぎっくり腰などの急性症状。どちらにもオススメできる鍼灸治療。手技療法では限界のある筋肉にピンポイントでアプローチできると共に、ツボを刺激することによって血流やリンパの流れを良好に働かせることができます。即効性もあるため、早期に痛みの軽減を図りたい方にオススメです。
鍼というと衛生面を気にされる方も多いと思いますが、当院では「完全滅菌された国産一級品の使い捨て鍼」を使用しています。衛生管理を徹底しておりますのでご安心ください。
初めて鍼を体感するという方もお気軽にお試しください。
治療機器
特殊な電機治療器を使って、筋肉に刺激を与えていきます。鍼と同様に、手技療法では限界のある深部の筋肉に働きかけることができます。
これまでマッサージ店や整体院を転々とされてきた方、病院(整形外科)からの転院を繰り返してきたとう方には、この治療機器をオススメいたします。
電機治療器というと苦手意識を持っている方も多いかもしれません。必ずやる治療という訳ではありませんのでご安心ください。苦手な方は遠慮なく仰ってください。別の方法でアプローチしていきます。
料金について
準備中
よくあるご質問
Q:腰痛は整形外科に行くべき?それとも整骨院?
A:使い分けが大切です。
整形外科では
- レントゲン(エックス線)検査
- MRI検査
など、医療機関でないと分からない(検査できない)情報が多いため、重度の症状や長引く場合は、医療機関を受診することも必要かもしれません。しかし、腰痛は大きく分けて「画像で診断できる腰痛」と「画像では診断できない腰痛」の2つに分類することができ、腰痛の全てが医療機関によって原因を特定できるものではないということを知っておく必要があります。
<画像で診断できるタイプ>
- がん
- 化膿性脊椎炎
- 椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄
- 圧迫骨折
- 終板の障害
など。
<画像で診断できないタイプ>
- 椎間関節
- 仙腸関節
- 筋肉
が原因となる腰痛。これらの腰痛は、筋肉へのアプローチを得意とする整骨院がオススメです。